子宮頸がん予防ワクチン(HPVワクチン)は、平成25年6月から積極的勧奨を控えていましたが、接種による有効性が副反応リスクを上回ることが認められたため、国の方針に基づき、令和4年4月より積極的勧奨を再開しています。
【対象者】
接種日に池田町に在住する、小学6年生から高校1年生相当の年齢の女子(標準的な接種期間は、中学1年生)
【使用ワクチン】※3種類のワクチンから選択します。
①サーバリックス(2価ワクチン)
②ガーダシル(4価ワクチン)
③シルガード9(9価ワクチン)・・・令和5年4月より接種できるようになりました。
サーバリックスおよびガーダシルは、子宮頸がんを起こしやすい種類(型)であるHPV16型と18型の感染を防ぐことができ、それにより子宮頸がんの原因の50~70%を防ぎます。
シルガード9は、HPV16型・18型に加え、ほかの5種類のHPVの感染を防ぐため、子宮頸がんの原因の80~90%を防ぎます。
公費で受けられるHPVワクチンの接種により、感染予防効果を示す抗体は少なくとも12年維持される可能性があることが、これまでの研究で分かっています。
【接種方法】
・筋肉内注射で2回または3回接種します。
※2回で接種を完了できるのは、シルガード9(9価ワクチン)を小学6年から15歳の誕生日の前日(15歳未満)までに受けた方のみです。それ以外の場合は3回接種となります。
・原則、すべて同じワクチンを接種します。ただし、サーバリックス(2価ワクチン)もしくはガーダシル(4価ワクチン)をすでに1回または2回接種した方がシルガード9(9価ワクチン)の接種をしたい場合には、医師とよく相談したうえで、残りの接種についてシルガード9(9価ワクチン)を選択することは差し支えありません。
■キャッチアップ接種について■
子宮頸がん予防ワクチン(HPVワクチン)の定期接種の積極的勧奨の差し控えにより、接種機会を逃した方にも定期接種(キャッチアップ接種)を行っています。
【対象者】
下記の①②どちらにも該当される方が対象です。
①接種当日に池田町に在住している平成9年4月2日~平成19年4月1日生まれの女性
②過去にHPVワクチン接種を3回完了していない方
【対象となる期間】
令和4年4月1日~令和7年3月31日までの3年間
※対象者には個別通知を送付しています。詳細はそちらでご確認ください。
■子宮頸がん予防ワクチン(HPVワクチン)を任意接種された方への償還払いについて■
子宮頸がん予防ワクチン(HPVワクチン)の接種について、積極的勧奨を差し控えていたことにより公費で接種できる機会を逃した方が、定期接種の期間を過ぎたあとに自費で接種した場合は、接種費用の助成(償還払い)を行います。
助成を希望する方は、以下の項目をよくお読みの上、令和7年3月31日までに申請してください。
【対象者】次のすべてに該当する方が対象です。
・平成9年4月2日~平成17年4月1日までに生まれた女性
・令和4年4月1日時点で池田町民の方
・16歳となる年度の末日までに3回接種が完了していない方
・17歳となる年度の初日から令和4年3月31日までに国内の医療機関でHPVワクチン(サーバリックス、ガーダシル)の任意接種を受け、実費を負担した方
・償還払いを受けようとする接種回数分について、キャッチアップ接種を受けていない方